連載 覗いてみたい!? 先輩OTの頭の中・その4
自分の名前を書くということ
芳野 緑
1
1東京リハビリ訪問看護ステーション
pp.340-341
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100091
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みなさんこんにちは,芳野です.今回のテーマに挙げた“名前”ですが,明治安田生命の調査によると,2012年(平成24年)の最も多くつけられた男の子の名前は「蓮」,女の子の名前は「結衣」だったそうです.この2つに限らず候補に挙がっている名前のどれをみても,親御さんのいろいろな思いが感じられました.またきっとみなさんの名前にも,さまざまな思いが込められていることと思います.私の緑という名前は「自然」,「平和」から連想する色として,祖父母,両親が名づけてくれました.戦争体験者である祖父母は何かにつけて戦争の無惨さを,幼い私たちによく話をしてくれましたし,同様に母親も折に触れて「戦争はいけない」と伝えてくれたことを考えると,由来に平和があるのも納得です.私の名前のことは,これぐらいにして…….
「名前を書く」という,よくあることで私はかつて,担当していた患者さんにつらい思いをさせたことがあります.今思い出しても結構落ち込みます.
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