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特集 世界に発信できる日本の作業療法教育のあり方
世界基準の能力をもつ作業療法士を育成する教育
Education for global occupational therapists
吉川 ひろみ
1
1県立広島大学
pp.306-310
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100083
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Key Questions
Q1:国際的に共有されている作業と作業療法の概念とは?
Q2:現在の日本で認識されている作業と作業療法の概念とは?
Q3:ある場面で,作業療法士は,何を,なぜ,どのように行うのか?
作業療法は,世界共通の教育基準をもつ希少な専門職である.日本も,1972年(昭和47年)に世界作業療法士連盟(World Federation of Occupational Therapists:WFOT)に加盟し,多くのOT養成校が,WFOT認可校となっている1).WFOTが決めた教育基準によれば,作業療法教育は,作業療法の哲学と目的(表1)に合致しなければならない2,3).作業療法教育は,国際的に共有されている作業と作業療法の概念(表2,3)3,4)を中心として行う必要がある2).
本稿では,日本の作業療法教育が,世界基準に適合するための課題として,理論,リーズニング,エビデンスを取り上げ,今後の方向性について私見を述べたい.
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