特集 学生から看護師へのホップ!ステップ!を支える教育―国試対策から,学ぶ習慣のつけ方まで
国家試験で問われる能力をどう育成するか
池西 静江
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1Office Kyo-Shien
pp.472-483
発行日 2014年6月25日
Published Date 2014/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102718
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私は専門学校教育一筋にやってきましたが,今は専門学校教育を終えて,いろいろな意味で看護学校の教育を応援する立場にいます。これまでに2000人を超える卒業生に関わり,国家試験を受験する学生を見守ってきました。看護学校における単位をすべて修得した学生たちに,特別な対策はいらないし,きちんと勉強していれば国家試験に合格できる力は身につくと思って関わってきました。しかし,すべての単位をとって卒業に向かう時期にあっても,残念ながら十分な力が身についていない学生たちがいるのも事実であり,学生の状況を把握し,教育しきれなかった学校側の責任を感じることもありました。
学生が,臨地実習を終えて,所定の単位をすべて取ったあと,卒業式までの間には一定の期間があります。その期間も学校に籍を置いていますので,学習に課題を残した学生については,国試対策も含めて,卒業するその日まで関わっていく必要がある。これが島田先生への私のお答えです。
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