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特集 10年後に活躍できるOTを育成する—未来に向かう養成校教育
—作業療法士のための教育方法論①—能動的学習者を育成するための作業療法教育
Teaching methods to facilitate active learning in occupational therapy education
吉川 ひろみ
1
,
高木 雅之
1
Hiromi Yoshikawa
1
,
Masayuki Takagi
1
1県立広島大学
pp.538-542
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201716
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Key Questions
Q1:アクティブ・ラーニングの教育手法には何が含まれるか?
Q2:学生は地域活動で,何を学ぶか?
Q3:学生はプレイバックシアターで,何を学ぶか?
はじめに
筆者らが勤務する県立広島大学では,2014年(平成26年)から文部科学省が選定する大学教育再生加速プログラムとして,アクティブ・ラーニングを推進している1).アクティブ・ラーニングの教育手法には,学生が教室外に出て活動する行動型と,教室内での能動性を求める参加型がある(表 1).
作業療法学科における行動型では,病院や施設における臨床実習の他に,必修科目の中で児童クラブや町内会サロンで活動する地域プロジェクト,研究会や学会への参加,教員のフィールドワーク活動への同行等を行っている.参加型では,毎回の授業後に学生が記入するミニッツペーパー,プレゼンテーション,グループワーク,ディスカッションがほとんどの授業で行われている.本稿では,地域プロジェクトとプレイバックシアターについて,概要と成果を報告する.
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