特集 痛みと作業療法
扉
髙島 千敬
pp.9
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100003
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米国連邦会議では2001年(平成13年)から2010年(平成22年)までを「痛みの10年」と定め,体温,脈拍,呼吸,血圧に次いで,「痛み」を第5のバイタルサインとしてとらえ,診療に痛みの評価を義務づけてきた.
日常生活を支援する作業療法の臨床場面でも「痛み」は,活動の拡大における重大な阻害因子となる.しかしながら,臨床において多くの痛みを有する対象者に関わる機会が多いにも関わらず,養成教育においては,「痛み」自体は独立した単元にはなっておらず,個々の知識はあっても,体系的に学ぶ機会が少ないのが実状である.
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