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超音波凝固切開装置(USAD)を用いた基礎実験の結果から,内視鏡下手術において本装置の機能を最大限に発揮させる使用法と臨床応用について検討した.【方法および結果】USADはハーモニック・スカルペルⅡ®(HSⅡ),オートソニックス®(AS),ソノサージ®(SS)を使用した.脈管断端破錠圧はHSⅡとSSが良好な値を示し,サーモグラフィーによる凝固温度は一律に切離時120度に達した.ブレード把持力はSSが最も強く,キャビテーションはHSⅡとASともに方向性が安定していた.【臨床応用】HSⅡは特に腹腔鏡下胆嚢摘出術において安定したキャビテーションを積極的に剥離操作に用いることが可能であり,ASはブレード先端が鋭角で堅い組織への挿入が容易であった.SSは把持力が強く,組織を摘まみ上げながら凝固する手技が有用であった.【結語】各機種の特性に応じた使用によって,USADは内視鏡下手術においてその機能を最大限に発揮することが可能である.
We tested 3 types of 5mm ultrasonically activated device (USAD) experimentally and reported their features and clinical applications in endoscopic surgery. The burst pressure of the harvested arteries (BP), grasping force (GF), the temperature change on the active blade with thermography (TC), and cavitation effect were studied in order to evaluate the features of Harmonic scalpel Ⅱ® (HSⅡ), AutoSonix® (AS), and SonoSurg® (SS).
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