Japanese
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特集 最新の手術器械―使いこなすコツを学ぶ
超音波凝固切開装置
The usage and knack of ultrasonically activated device
髙島 元成
1
,
吉野 茂文
1
,
硲 彰一
1
,
岡 正朗
1
Takashima Motonari
1
1山口大学医学部消化器・腫瘍外科
キーワード:
超音波凝固切開装置
,
外科手術
Keyword:
超音波凝固切開装置
,
外科手術
pp.431-434
発行日 2006年4月20日
Published Date 2006/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100408
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要旨:超音波凝固切開装置は,いまや内視鏡下手術のみならず開胸・開腹手術においても幅広く用いられその有用性が示されている.組織を切離する際は,周囲から十分に剝離して把持し,ブレードが周囲組織に接触していないことを確認して作動させる.このとき,切離組織とブレードの接触面積が大きいほど効率よく振動エネルギーが伝わるので,ブレード側からティシュー・パッド側にテンションをかけるようにする.シャフトに少し捻りを加えて接触面積を大きくするのも有用である.使用に際して最も注意すべき点はキャビテーション現象である.また,切離時に発生するミストを適時排除することも手術を安全かつスピーディーに行ううえで大切である.
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