別冊秋号 オピオイド
PART2 基礎編
23 内因性オピオイド
杉本 真由
1
,
小幡 英章
1
1埼玉医科大学総合医療センター 麻酔科
pp.151-155
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3104200305
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内因性オピオイドとは,体内で作られるオピオイドでありβ-エンドルフィン,エンケファリン,ダイノルフィンなどがあげられる。特にβ-エンドルフィンは痛みに関与するといわれている。急性痛では髄液中のβ-エンドルフィンは上昇する。では慢性疼痛の場合はどうだろうか。慢性疼痛患者の内因性オピオイドの生成は低下しているのか?それとも増加はしているがオピオイド受容体の機能不全が存在するのか?
本稿では,慢性疼痛患者の内因性オピオイドのリガンド・受容体の動向に関して説明する。
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