特集 ホスピタリストのための栄養療法
Part 2 入院編:栄養療法総論
6.入院中の栄養療法総論:③経腸栄養における栄養剤の選択,投与方法など—期待される効果と注意点
宮城 朋果
1
,
吉田 稔
2,3
Tomoka MIYAGI
1
,
Minoru YOSHIDA
2,3
1横須賀市立うわまち病院栄養科
2横須賀市うわまち病院 集中治療部・循環器内科
3聖マリアンナ医科大学 救急医学
pp.655-663
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103901185
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経腸栄養法(enteral nutrition)は,経口摂取(oral nutrition)または経口栄養(oral feeding,oral nutrition)と経管栄養(tube feeding)に大別される。経管栄養に使用される栄養剤は,経腸栄養剤と濃厚流動食に分類される。経腸栄養剤は医薬品のため医師の処方箋でオーダーし,濃厚流動食は食品のため入院症例では食事指示箋でオーダーする。前者は約10種類に対して後者は200種類以上存在し,濃度・粘度・組成に多様性があるため使い分けが必要である。
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