特集 内分泌疾患2
Part 2 どこまでを専門家がみて,どこから総合内科医がみるのか?
10.その他:①ビタミンD欠乏症,骨粗鬆症
山本 昌弘
1
Masahiro YAMAMOTO
1
1島根大学医学部 内科学講座内科学第一
pp.441-448
発行日 2021年12月22日
Published Date 2021/12/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900918
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key point
・骨粗鬆症を疑うのに,検診結果がきっかけとなることは少なく,腰痛などの骨折部の疼痛が契機となることが多い。今後,胸腰椎X線側面像から椎体骨折を読みとる総合内科医の診断スキルの向上が求められる。
・原発性骨粗鬆症では,説明のつかない易骨折症例は内分泌専門医に紹介する。
・内分泌専門医から管理を引き継いだ場合,投薬治療を中断なく継続することが最も重要であり,退薬は骨折の大きなリスクであることを認識する。
・骨折後は,心血管リスクも高くなっていることに留意する。
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