特集 内分泌疾患2
Part 2 どこまでを専門家がみて,どこから総合内科医がみるのか?
7.副腎:②褐色細胞腫
沖 健司
1
Kenji OKI
1
1広島大学病院 内分泌・糖尿病内科
pp.383-387
発行日 2021年12月22日
Published Date 2021/12/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900909
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key point
・褐色細胞腫を疑うきっかけとしては,非労作性の動悸や発作性の高血圧が重要である。副腎偶発腫瘍をきっかけに診断される症例も多く,腫瘍サイズが大きい場合やCT値が低くない場合は注意する。
・随時尿メタネフリンなどによるスクリーニングで陽性の症例は,内分泌専門医に紹介する。
・手術後症例の管理を内分泌専門医から引き継いだ場合,10年以上の長期にわたる経過観察が必要である。術後半年以内に局所再発や遠隔転移の評価を実施し,その後も1〜2年ごとに定期検査を実施する。
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