特集 内分泌疾患に強くなる
専門医に学ぶ内分泌疾患の診断・治療
【副腎疾患】
褐色細胞腫
田辺 晶代
1
,
市原 淳弘
1
1東京女子医科大学第二内科
pp.1818-1822
発行日 2013年10月10日
Published Date 2013/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107040
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ポイント
◎約90%は副腎に発生(狭義の褐色細胞腫)し,約10%は全身の交感神経節に発生(傍神経節細胞腫)する.
◎反復する発作的な頭痛・動悸・高血圧や腫瘍径3cm以上の副腎・後腹膜偶発腫瘍で本症を疑う.
◎簡便なスクリーニングとして,随時尿中メタネフリン,ノルメタネフリン(尿中クレアチニン補正値)を測定する.
◎β遮断薬単独投与は禁忌である.まずαあるいはαβ遮断薬を投与する.
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