特集 外来マネジメント
【各論】
9.精神疾患と間違えやすい内因性疾患—外来でよくみる疾患のピットフォール
本村 和久
1
Kazuhisa MOTOMURA
1
1沖縄県立中部病院 総合内科
pp.117-125
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900650
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内科受診患者のなかで,疾患頻度として精神疾患は非常に多い。一般人口でうつ病は10%にみられるといわれ1),また,うつ症状で初めて受診する診療科は内科が64.7%と最も多い2)。当然のことながら,患者の訴えから「典型的な精神疾患」と思っても,内因性疾患による症状である可能性にはいつも注意が必要である。また,「よくある精神疾患」と「よくある内因性疾患」は併存もあり得ることにも注意したい。
本稿では3つの症例をもとに,精神疾患と間違えやすい内因性疾患にどのようにアプローチすべきか考えていきたい。
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