特集 膠原病
【免疫抑制剤】
8.①DMARDs,生物学的製剤(TNF製剤など),NSAIDsを中心に—関節リウマチの薬物治療は「寛解」が目標になってきた
土師 陽一郎
1
Yoichiro HAJI
1
1大同病院 膠原病・リウマチ科
pp.380-388
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900362
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本稿では膠原病で用いられる薬物のなかでも関節リウマチrheumatoid arthritis(RA)に用いられる,疾患修飾性抗リウマチ薬disease-modifying antirheumatic drugs(DMARDs),生物学的製剤ではTNF阻害薬,抗CD20抗体製剤,NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)について述べる。免疫抑制剤の詳細に関しては今回関節リウマチ診療にかかわるものだけに限定しており,詳細は成書を参照されたい。まずはDMARDsについての総論を示し,そのあとで各薬物のなかでも使用頻度の高いものの特徴,実際に使用するにあたって注意すべき点などを解説する。
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