特集 呼吸器疾患1
【コラム】心不全と肺疾患の鑑別—時として困難な鑑別において各指標やツールは有効か
鍋島 正慶
1
,
筒泉 貴彦
1
Tadanori NABESHIMA
1
,
Takahiko TSUTSUMI
1
1練馬光が丘病院 総合診療科
pp.152-162
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900284
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呼吸苦を主訴に受診する患者を診ることは,ホスピタリストとしてはごくありふれたことである。呼吸苦の原因はさまざまだが,なかでも心不全か肺疾患かの鑑別は常に我々を悩ませる。診断が困難な際は,不適切な治療や,両病態を治療してしまうという荒療治となりかねない。
本稿では心不全と肺疾患の鑑別におけるさまざまな指標やツールの有用性について,エビデンスを交えて検討する。
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