特集 栄養療法アップデート 後編
Part IV.栄養療法における生理学-生理学に基づいたアウトカムとは
2.侵襲が腸管に及ぼす影響—多彩な腸管の役割の重要性
福島 亮治
1
Ryoji FUKUSHIMA
1
1帝京大学医学部 外科学講座
pp.481-487
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200651
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腸管は消化吸収臓器としてよく認識されているが,同時に腸管内に存在する有害な微生物や毒素などの侵入を阻む高度なバリア機能も備えている。また,生体内の免疫細胞の50%以上は腸管にあるとされ,腸管は生体内の最大級の免疫臓器である。このような観点から本稿では,侵襲が腸管に及ぼす影響について概説する。
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