特集 U40世代が描く心不全診療の現状と未来—基礎研究を識り,臨床を素心深考する
Ⅲ.臓器関連
—基礎編—腸管が心不全に及ぼす影響と病態はどのようなものですか?—基礎研究から紐解く心不全における腸管/腸内細菌の役割
吉田 尚史
1
,
山下 智也
1
,
平田 健一
1
1神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野
pp.161-164
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1438200348
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Point
・腸内細菌由来のLPSが,心不全において炎症起点となっている.
・腸内細菌の機能差は,宿主のカヘキシや心筋代謝異常につながっている可能性がある.
・腸上皮細胞鉱質コルチコイド受容体を介したNa吸収は,体液恒常性維持に重要な役割を果たしている.
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