特集 急性心不全
8.血圧が低めの急性心不全の治療をどうするか?
佐藤 直樹
1
Naoki SATO
1
1日本医科大学付属病院 集中治療室・内科
pp.741-745
発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100347
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収縮期血圧の低い心原性ショックあるいはニアショックの状態で入院してくる急性心不全患者は,収縮期血圧が院内予後の重要な規定因子であることからも予後不良な患者群であり,その予後を改善するのは我々の大きな課題の1つと言える。そこで,本稿では血圧が低めの急性心不全患者のマネージメントについて,強心薬の適応を中心に薬物療法,補助循環装置適応について,日本循環器学会の「急性心不全治療ガイドライン」1)による適応レベルと,実際の投与方法について概説する。
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