特集 重症感染症
11.免疫不全と重症感染症―(8)肝硬変患者における重症感染症
大路 剛
1
Goh OHJI
1
1神戸大学大学院医学系研究科・医学部 微生物感染症学講座 感染治療学分野
pp.195-198
発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100275
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肝硬変は,何らかの原因で起こった,進行性に肝細胞が線維化をきたした終末像である。肝硬変では,単なる肝不全だけではなく,合併症による,いわゆる易感染状態も問題となる。まず,「肝硬変に伴う免疫機能低下」で,免疫機能低下を“感染症による合併症を生じやすくなる状態”と考えて,原因ごとに検討してみる。
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