連載 集中治療室目安箱:ナース/ME,私の言い分
第3回:ナースプラクティショナー制度を考える―よりよい医療現場実現を求めて
村上 春子
1
1米国医療センター Nurse Practitioner
pp.884-885
発行日 2009年10月1日
Published Date 2009/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100136
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実は,私は集中医療関係者ではない。子供の頃,親の転勤の都合でアメリカに引っ越した。アメリカのナースプラクティショナー(NP)の資格を取得後,とある外来の医院で働いている。日本でも,NPを導入しようという動きがあり,それにかかわらせてもらっている。 NP導入により医療の質に,そして患者さんによい影響を与えることは,イギリス,アメリカ,カナダなどの研究報告でわかっているし,NPによって助かる患者さんが日本にも多くいると思う。しかし,それとは別に,個人的に一人の女性として日本でのNP制度発足を願う理由がある。それをこの匿名の場を借りて述べたい。なお,男性看護師も増えてきてはいるものの,日米ともに9割方は女性だということで,今回は女性に視点を絞ってお話することをお許し願いたい。
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