特集 Infection Control
5.カテーテル関連血流感染症(中心静脈カテーテル関連血流感染症)の予防
本田 仁
1
Hitoshi HONDA
1
1手稲渓仁会病院 総合内科・感染症科
pp.25-32
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100005
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カテーテル関連血流感染症,とりわけ中心静脈カテーテル関連血流感染症central line associated bloodstream infection(CLABSI)は,集中治療室(ICU)において,最も重要な医療関連感染症の1つであり,ICUケアに与えるインパクトは患者予後あるいは医療経済の視点からみても大きい。ICUでのCLABSIの予防には,さまざまな対策が提案されているが,それらを組み合わせた,より包括的な予防策の施行が有効であることが明らかとなってきている。本稿では,CLABSIの背景,予防,そしてサーベイランスについて触れる。
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