特集 泌尿器科医が知っておくべき感染症ベストコレクション
カテーテル関連血流感染症
河瀨 京太郎
1
,
荒岡 秀樹
1
1虎の門病院 臨床感染症科
キーワード:
血液培養
,
カテーテル抜去
,
適切な抗菌薬使用
Keyword:
血液培養
,
カテーテル抜去
,
適切な抗菌薬使用
pp.962-967
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413208254
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▶ポイント
・カテーテル関連血流感染症(CRBSI)は血管内留置カテーテル挿入中のすべての患者で生じ得る感染症であり,診断には血液培養の提出が必須となる.
・CRBSIでは原則として治療のために,感染したカテーテルの抜去が必要である.
・初療時からCRBSIを強く疑う場合は抗MRSA薬を含む経験的抗菌薬を使用し,治療経過が思わしくなければ,血液培養再検や播種病変の検索を行う.
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