連載 Medical Nutritionist養成講座77〈最終回〉
カテーテル関連血流感染症:CRBSIへの対応
井上 善文
1
Yoshifumi Inoue
1
1千里金蘭大学栄養学部 栄養学科
pp.723-730
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn144050723
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前回,「管理栄養士にはカテーテル関連血流感染症(catheter-related bloodstream infection:CRBSI)は関係ないと思っているかもしれないが,それは間違いです」としてCRBSIの診断について解説しました.今回は,「CRBSIと診断されたらどうするか?」についてなのですが,これこそ管理栄養士には関係ないと思われるかもしれません.しかし,「どう対応するか」について概略は知っておく必要があると私は思っています.「CRBSI? カテーテルを抜けば,それだけでよい」と思っている医師が多いのですが,この考え方は甘い,きちんと対応しなければならない,そのことは知っておいてほしいのです.
静脈栄養実施中に発熱した場合の対応はケースバイケースなので,例をあげながら説明します.
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