臨床家の薬理学
Ⅲ.筋弛緩薬
今井 昭一
1
1新大薬理学
pp.380-382
発行日 1972年3月10日
Published Date 1972/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204037
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筋弛緩薬という言葉は,通常,運動神経と横紋筋との接合部である神経筋接合部(Neurornuscu-lar junction)に作用して,横紋筋の弛緩を起こす薬物,すなわち神経筋遮断薬(Neuromuscularblocking agent)を指すのに用いられているが,本稿では,中枢性に横紋筋の弛緩を起こす薬物もその中に含めることにする.臨床的には,痙攣性疾患や外科的手術の際に用いられる.
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