症例カンファレンス
超低心機能患者に対する鼠径ヘルニア修復術
垣野内 航
1
,
服部 尚士
1
,
内海 功
2
,
吉村 学
3
,
森本 康裕
3
,
伊藤 慎也
4
,
月永 晶人
4
Isao UTSUMI
2
,
Manabu YOSHIMURA
3
,
Yasuhiro MORIMOTO
3
,
Shinya ITO
4
,
Akito TSUKINAGA
4
1総合南東北病院 麻酔科
2東京慈恵会医科大学附属第三病院 麻酔部
3宇部興産中央病院 麻酔科
4横浜市立大学医学部 麻酔科学教室
pp.909-925
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202341
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心不全治療は日進月歩である。
低心機能の患者も制限があるものの,日常生活を送れるようになってきている。
今後もこの傾向は続き,低心機能患者の麻酔を依頼されることも増えていくだろう。
今回の症例カンファレンスでは,極度の低心機能患者に対して腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の申し込みがされたという状況を想定し,どのように対応するのかを検討した。
麻酔科医の技術だけではなく,消化器外科の技術および消化器外科医と麻酔科医の関係性もかかわる内容であり,施設ごとに周術期管理は異なるだろう。
自施設で同様の症例が来たときにどのように対応するのか,参考にしてほしい。
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