Japanese
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臨床研究
再発鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の検討
Analysis of transabdominal preperitoneal repair for recurrent inguinal hernia
岩内 武彦
1
,
平川 俊基
2
,
青田 尚哲
1
,
櫛谷 友佳子
1
,
栂野 真吾
1
,
内間 恭武
2
Takehiko IWAUCHI
1
1泉大津市立病院外科・内視鏡外科
2府中病院外科
キーワード:
鼠径ヘルニア
,
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術
,
TAPP
,
再発鼠径ヘルニア
Keyword:
鼠径ヘルニア
,
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術
,
TAPP
,
再発鼠径ヘルニア
pp.115-122
発行日 2023年1月20日
Published Date 2023/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214018
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要旨
【目的】再発鼠径ヘルニアに対して腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP)を施行した症例について検討する.
【方法】2012年8月〜2021年10月に施行した鼠径ヘルニア手術815例を対象とし,初発症例に対しTAPPを行った群603例703病変と再発症例にTAPPを行った群19例20病変について比較検討を行った.
【結果】初発群と比較して再発群において内鼠径ヘルニアが有意に多かった.手術時間,術後合併症率については有意差を認めなかった.再発については初発群に1例再発を認め,再発群では認めなかったが,有意差は認めなかった.
【結語】再発鼠径ヘルニアに対するTAPPは有用な術式であることが示唆された.
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