増刊号 2024年最新版 外科局所解剖全図—ランドマークの出し方と損傷回避法
Ⅳ.ヘルニア
鼠径ヘルニア修復術に必要な局所解剖:Lichtenstein法
三澤 健之
1
Takeyuki MISAWA
1
1帝京大学医学部外科(肝胆膵)
pp.268-279
発行日 2024年10月22日
Published Date 2024/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214721
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
POINT
●術後慢性疼痛を予防するためには,術野に存在する3つの神経をできる限り確認し,メッシュ固定時に巻き込まないよう努めることが大切である.
●恥骨結節から内鼠径輪の頭側(外側三角部分)を十分にカバーする大きなメッシュを使用し,不要部分を最後にトリミングする.
●術中にヘルニア(直接ヘルニアまたは間接ヘルニア)囊を認めない場合は大腿ヘルニアの存在を考慮すべきである.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2029年10月末まで)。
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.