徹底分析シリーズ 周術期の画像診断—きほんの「き」
気道の術前画像評価—気道を3Dシミュレートできるようになろう
外山 裕章
1
Hiroaki TOYAMA
1
1東北大学医学部 麻酔科学・周術期医学分野
pp.296-302
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201617
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全身麻酔導入後は意識消失により,筋弛緩薬投与の有無にかかわらず上気道は閉塞するため,気管挿管時のコンディションを改善する目的で筋弛緩薬が投与される。また,ビデオ喉頭鏡により旧来挿管困難とされた症例でも気管挿管が可能となった。麻酔導入時の日本麻酔科学会気道管理アルゴリズム(JSA-AMA)のフロー1)を見ると,すべての症例に全身麻酔導入を行ってよいとの印象を受けるが,本文では気道確保可能か術前評価することを前提にしている。術前評価に画像が果たす役割は大きい。
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