徹底分析シリーズ 修正型電気けいれん療法と麻酔
新規導入にあたって必要な準備—設備はもちろん,医療スタッフの協業体制を整えることが必須
河上 真人
1,2
Masato KAWAKAMI
1,2
1独立行政法人国立病院機構花巻病院
2医療法人優なぎ会雁の巣病院 精神科
pp.1134-1139
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201518
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精神科病院における修正型電気けいれん療法modified electroconvulsive therapy(m-ECT)への期待は大きい一方で,さまざまな困難から導入が断念されている施設も少なくないと思われる。m-ECTの導入にあたっては,精神科のみならず麻酔科の立場からの準備が必要であり,さらに医師のみならず多職種が安全かつ効率的に協業できる仕組みを構築する必要もある。
本稿では,新規導入にあたって必要な準備を具体的に述べる。m-ECTがさらに普及する一助となれば幸いである。
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