分業でなく協業を

　4畳半ほどの一室。一面に古新聞やビニール，ボロなどが散乱し，それらの間から魚や野菜の屑が覗いている。夏なのに炬達が出ていて台の上にワンカップの瓶の列。ビールの飲み残しが入っていると思ったら小便であった。

　入口付近には便で汚れた下着の山があり蠅が群れている。声をかけるとゴミの中から酒焼けした顔が現われる。これはある独居老人を訪問した時の光景である。