徹底分析シリーズ 麻酔科医のプロフェッショナリズムを考える
巻頭言
髙田 真二
1
1帝京大学医学部 麻酔科学講座・医学教育センター
pp.305
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200815
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- 文献概要
「プロフェッショナル」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?その名を冠したテレビ番組があるように,「プロ」のイメージは一般にも広く浸透していますが,今回は言葉の本来の意味から麻酔科医のプロフェッショナリズムを考えます。なんだか難しそうだなあって? 確かに。だってプロフェッショナリズムに唯一の正解はないのだから。誰しもが日々の実践の現場で格闘し,上手くいったことも上手くいかなかったことも含めて自分の経験を振り返り続ける中で,自分にとってのプロフェッショナリズムを追い求めているのです。
毎年4月号は,新しく麻酔科医の道を歩み始めた仲間たちにまず身につけてほしい麻酔科医の「基本のき」といえるテーマを取りあげてきました。プロフェッショナリズムもその一つです。これまでと少し違うのは,プロフェッショナリズムは新人だけでなく,ベテランであっても生涯学び続けなければならない目標であるという点です。これから何十年と続く皆さんの麻酔科医としての人生の伴走者として,私たちも共に山の頂を目指したいと思います。本特集がその良き道標となることを願っています。
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