徹底分析シリーズ 非がん性痛に対するオピオイド
知っておくべきオピオイドの基礎知識—受容体の種類とその特徴
福田 和彦
1
FUKUDA,Kazuhiko
1
1京都大学大学院医学研究科侵襲反応制御医学講座 麻酔科学分野
pp.222-227
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200145
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オピオイドとは,本来はアヘンに関係する物質を指し,オピオイド受容体に作用するオピオイド鎮痛薬およびその拮抗薬を含む。オピオイドは強力な鎮痛薬であり,麻酔管理,術後鎮痛,がん性痛の緩和などで麻酔科医にとって必須の薬物である。オピオイドは静注,筋注,経口投与,硬膜外投与,くも膜下投与,貼付など,さまざまな経路から投与される。強力な鎮痛作用とともに副作用もあるので,オピオイドを適切に使用するためには,作用機序を含めて正しい薬理学的な知識を身につけることが必要である。
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