症例検討 よくあるトラブルを乗り越えよう 1
片麻痺患者の点滴や動脈ラインが麻痺側で確保されてきた
平木 照之
1
,
牛島 一男
1
Teruyuki HIRAKI
1
,
Kazuo USHIJIMA
1
1久留米大学医学部 麻酔学教室
pp.174-175
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200132
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症例
78歳の男性。身長172cm,体重57kg。急性胆囊炎による敗血症の診断で入院となった。内科的治療を行うも炎症所見に変化なく,入院後3日目に胆囊摘出術が予定された。既往歴として,10年前に心原性脳血栓による脳梗塞を発症し,リハビリテーションを行うも左半身の麻痺が残存していた。手術室入室時,左前腕に静脈ラインと左橈骨動脈に動脈ラインが留置されていた。
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