症例検討 不整脈
心房細動患者の麻酔管理—循環と抗血栓薬の制御が攻略の鍵
尾前 毅
1
OMAE,Takeshi
1
1マイアミ大学医学部 麻酔科
pp.44-49
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200100
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症例
69歳の男性。身長166cm,体重58kg。地区の検診で左肺癌が発見され,左上葉切除術が予定された。10年来,心房細動があり,ジゴキシン0.25mgとフロセミド20mg,ベラパミル60mgを毎朝服用している。4年前に脳梗塞を起こし,左半身の不全麻痺が残っている。以降,ワルファリンを服用している。入院後の血圧は130/75〜90mmHg,心拍数は80〜110bpm。全身麻酔と硬膜外麻酔を併用する予定である。
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