徹底分析シリーズ 周術期の輸血療法
―術前の自己血貯血―希釈式も組み合わせ,自己血輸血を最大限に利用する
清水 喜徳
1
,
加藤 博久
1
Yoshinori SHIMIZU
1
,
Hirohisa KATO
1
1江東病院消化器センター 外科
pp.1182-1186
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101676
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外科医と麻酔科医との間には,輸血の適応に関する考え方に,多少なりとも相違があるように思われる。当院はその“溝”を埋める方法として自己血輸血を導入し,特に,肝胆膵外科領域の手術で,その有用性を実感してきた。本稿では,自己血輸血を導入した背景,その利点と欠点,実際の自己血輸血法などについて,個人的な考えも織り交ぜて概説する。
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