症例検討 超音波ガイド下末梢神経ブロック(初級編)
腹腔鏡下幽門側胃切除術に対するTAPブロック―内臓痛の対処と局所麻酔薬濃度の上昇に注意
上嶋 浩順
1
Hironobu UESHIMA
1
1関西医科大学 麻酔科
pp.744-748
発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101582
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症例
62歳の男性。身長160cm,体重50kg。幽門前庭小彎に発見された胃腫瘍に対して腹腔鏡下幽門側胃切除術が予定された。脳梗塞の既往があるが,現在は内服なし。術後に,フォンダパリヌクスの使用予定があるので,硬膜外麻酔ではなく,腹横筋膜面transversus abdominis plane(TAP)ブロックを選択した。
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