症例検討 体温異常
重症熱中症―診断や治療の指針は深部体温の推移 まずは40℃未満を目指した冷却を行う
三浦 邦久
1
,
佐藤 秀貴
2
,
山口 知紀
3
MIURA, Kunihisa
1
,
SATO, Hidetaka
2
,
YAMAGUCHI, Tomoki
3
1江東病院 麻酔科
2東京臨海病院 救急科
3江東病院 麻酔科臨床研修医
pp.68-73
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101433
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症例
独居の76歳女性。身長152cm,体重60kg。猛暑日が続く8月の朝,冷房もつけずに自宅の閉めきった部屋で倒れているのを訪問ヘルパーが発見。すぐに119番に通報。救急隊到着時,意識レベルはJCS 200。呼吸は浅く速い。脈拍は弱く,顔面は紅潮,皮膚は乾燥。現場での腋窩温は40℃であった。
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