症例検討 体温異常
腹腔鏡下虫垂切除術中の悪性高熱症―常に「疑い」をもって麻酔を行い多人数で治療にあたる
安田 季道
1
,
河本 昌志
1
YASUDA, Toshimichi
1
,
KAWAMOTO, Masashi
1
1広島大学大学院医歯薬学総合研究科 麻酔蘇生学
pp.74-78
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101434
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症例
9歳の女児。身長130cm,体重27kg。急性虫垂炎のため腹腔鏡下虫垂切除術が予定された。喘息の既往があり,2歳時に全身麻酔で鼠径ヘルニアの手術を受けている。術前検査では体温38℃,尿検査でケトン体++,クレアチンキナーゼ(CK)384IU/Lと軽度上昇が認められた。
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