症例検討 モニタリングのトラップ
―肝切除中のPETCO2低下―原因は過換気とは限らない 安直な判断で,必要な対処を怠るな!
井上 慧人
1
,
内藤 嘉之
1
INOUE, Akito
1
,
NAITO, Yoshiyuki
1
1明石医療センター 麻酔科
pp.1104-1107
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101381
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例
72歳の男性。身長164cm,体重60kg。原発性肝癌に対する肝切除中,門脈を損傷し500mLの急速出血があった。このとき,モニター画面上で呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO2)が21mmHgと低値を示していた。
Copyright © 2011, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.