症例検討 モニタリングのトラップ
―子宮全摘術後のSpO2の急激な低下―まずは騙されて患者を救う 誤測定の判断は後回しでよい
益田 佳世子
1
,
内藤 嘉之
1
MASUDA, Kayoko
1
,
NAITO, Yoshiyuki
1
1明石医療センター 麻酔科
pp.1100-1103
発行日 2011年11月1日
Published Date 2011/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101380
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症例
57歳の女性。身長153cm,体重44kg。喘息の既往あり。子宮全摘術後,尿管狭窄が指摘された。膀胱鏡による検査の最中にメチレンブルー投与を要請され,静注した。投与後,突然収縮期血圧が106mmHgから160mmHgへと上昇し,SpO2が100%から92%へ急激に低下した。
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