徹底分析シリーズ 周術期における栄養管理
早期経腸栄養の利点と実践―早期経腸栄養で腸管を刺激し,BTを予防せよ!
巽 博臣
1
,
升田 好樹
1
,
今泉 均
1
TATSUMI, Hiroomi
1
,
MASUDA, Yoshiki
1
,
IMAIZUMI, Hitoshi
1
1札幌医科大学医学部 救急・集中治療医学講座
pp.568-574
発行日 2011年6月1日
Published Date 2011/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101259
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適切な栄養管理は,生体の恒常性維持や侵襲に対する防御反応において重要な役割を果たしています。栄養過多や低栄養の状態では,重要臓器の機能障害が引き起こされるだけではなく,正常な免疫反応や炎症反応が惹起されず,臓器不全や感染症の発症につながります。これまで周術期や重症患者の栄養管理は,必ずしも適切に行われていたとは言いきれず,近年ようやくこの領域での栄養管理,特に経腸栄養が注目されてきました。
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