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特集 静脈・経腸栄養のトピックス
静脈栄養か経腸栄養か
Guidelines for the use of total parenteral nutrition and enteral nutrition
山川 満
1
Mitsuru YAMAKAWA
1
1東京大学医学部附属病院分院手術部
pp.429-439
発行日 1992年4月20日
Published Date 1992/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900767
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現在,各種病態に対応できる栄養法として,高カロリー輸液(total parenteral nutrition;TPN)と経腸栄養法(enteral nutrition;EN)の2つの方法が確立されている.腸管が機能している場合には,原則的にENを選択することが推奨されている.これは,TPNにおけるtranslocation,肝障害,管理上の問題などの存在と,ENの有効性が実証されつつあるためである.しかし,ENの進歩のみならず,TPNもその欠点を克服しつつあり,両法の利点を有効に取り入れて,より精度の高い栄養管理をめざさなければならない.また,ENには成分栄養剤(elemental diet;ED)と低残渣食(low residue diet;LRD)も用意されており,この使い分けも重要な課題である.
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