症例検討 非心原性肺水腫
神経原性肺水腫(NPE):intensive treatmentとpalliative treatment,相反する治療法を常に考慮
芹田 良平
1
Ryohei SERITA
1
1東京歯科大学市川総合病院 麻酔科
pp.552-555
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100675
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症例
51歳の男性。身長164cm,体重93kg。2日前にくも膜下出血を発症した。脳動脈瘤コイリング術が予定された。既往に高血圧がある。心電図上V2~5にSTの上昇を認めたが,CK-MBは18U/Lであった。術前より酸素化が悪く,ICUにて挿管されている。胸部X線写真上,両側肺のバタフライ陰影を認めた。術中,低酸素血症により,麻酔管理は困難をきわめた。
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