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書評「Dysphagia-Diagnosis and Treatment」
Dysphagia-Diagnosis and Treatment
関口 利和
1
1群馬大学
pp.489
発行日 1990年4月25日
Published Date 1990/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110773
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dysphagiaという症状を表題にした食道疾患の専門書が刊行された.食道は狭い管腔の臓器なので,小さな障害が発生しても直ちに嚥下障害が発症する.よって本書は食道疾患の病態と診断,治療に関する専門書と理解していただいてよい.
編者のGalfandは,Wake Forest大学の放射線科の教授であり,X線造影による食道疾患の診断が専門である.radiologic evaluationの項では,鮮明なX線写真が的確に病変を捉えており,嚥下困難を主訴とする小食道癌から食道炎までの器質的な食道疾患はもとより,食道アカラシア,diffuse esophageal spasmsなどの運動機能障害のX線像も豊富に収録されている.
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