症例検討 高齢者の大腿骨頸部・転子部骨折
透析患者:原疾患とその後の合併症の把握が必要
牧 裕一
1
,
大江 容子
1
Yuichi MAKI
1
,
Yoko OOE
1
1東邦大学医療センター大橋病院 麻酔科
pp.52-55
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100570
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症例
75歳の女性。身長152cm,体重38kg。週に3回,人工透析を受けている。透析終了後,病室にて転倒,受傷した。人工骨頭置換術が予定された。高血圧と狭心症の既往があり,カルシウム拮抗薬,アンギオテンシン受容体拮抗薬を内服している。心電図でV2~5のT波の陰転がみられた。今まで冠動脈造影の検査はされていない。
【経過】心臓超音波検査で中等度の大動脈弁狭窄症を認めた。
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