今月の臨床 子宮内膜症治療のストラテジー
各論
1.診断,病態の把握に必要な検査
田原 隆三
1
,
藤間 芳郎
2,3
,
岡井 崇
1
1昭和大学医学部産婦人科学教室
2藤間産婦人科医院
3昭和大学横浜市北部病院産婦人科
pp.1314-1317
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904492
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
子宮内膜症の確定診断は腹腔鏡あるいは開腹による視診,さらに組織診によるが1),実地臨床における通常の診断手順としては問診,内診,直腸診に加え,超音波断層法,CT,MRIなどの画像診断,さらに腫瘍マーカーとしてのCA125など臨床的診断または補助診断により治療を開始していることが多い.表1に子宮内膜症の診断の進め方を示す2).本稿ではこのような子宮内膜症の診断,病態把握に必要な検査について概説する.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.