症例検討 高齢者の大腿骨頸部・転子部骨折
関節リウマチ患者:予想外の展開にも慌てない準備が大切
水本 一弘
1
Kazuhiro MIZUMOTO
1
1和歌山県立医科大学附属病院 中央手術部
pp.56-59
発行日 2009年1月1日
Published Date 2009/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100571
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症例
65歳の女性。身長155cm,体重60kg。自宅近くを散歩中に転倒,受傷した。関節リウマチ(RA)に20年間罹患しており,プレドニゾロン5mgを服用していることから,病的骨折が疑われた。手関節のこわばりを自覚し,胸部X線写真にて,間質性肺炎像を認める。術前診察で,開口制限,頸部の後屈制限,Mallampati分類でクラスⅢを認めた。compression hip screw(CHS)が予定された。
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