増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
タンパク質機能・品質管理
ピログルタミル化
斉藤 貴志
1
,
西道 隆臣
1
Saito Takashi
1
,
Saido Takaomi
1
1理化学研究所脳神経科学研究センター神経老化制御研究チーム
キーワード:
ピログルタミン酸
,
グルタミニルシクラーゼ
,
イソグルタミニルシクラーゼ
Keyword:
ピログルタミン酸
,
グルタミニルシクラーゼ
,
イソグルタミニルシクラーゼ
pp.474-475
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200885
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タンパク質,特に生理活性ペプチドには,N末端残基に様々な翻訳後修飾が認められる。グルタミン酸またはグルタミンから始まるペプチドは,酵素学的・非酵素学的にピログルタミル化される。ピログルタミル化ペプチドは,植物から動物まで様々な種に存在している。ピログルタミル化により,生体内半減期が増長し様々な生理作用を発揮する一方,疾患の引き金になることも示唆されており,その生理的・病理的意義が議論されている。
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