増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
タンパク質機能・品質管理
アデニリル化
澤 嘉弘
1
Sawa Yoshihiro
1
1島根大学生物資源科学部生命工学科
キーワード:
タンパク質アデニリル化
,
AMP化
,
GS-ATaseドメイン
,
FICドメイン
Keyword:
タンパク質アデニリル化
,
AMP化
,
GS-ATaseドメイン
,
FICドメイン
pp.472-473
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200884
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タンパク質のアデニリル化は,1967年にStadtmanらが,大腸菌で窒素条件の変化に応答してグルタミン合成酵素(GS)にAMPを転移し,修飾GSの触媒活性が低下することを観察したのが最初1)であるが,40年後の2009年,2010年にFIC(filamentation induced by cyclic AMP)ドメインによる2種類の低分子量GTPase(RhoおよびRabタンパク質)のAMP化の発見により,この翻訳後修飾が広範囲に及ぶ可能性が急速に高まってきた2,3)。
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