増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
細胞内シグナル
リン酸化(ヒスチジン)
饗場 浩文
1
Aiba Hirofumi
1
1名古屋大学大学院創薬科学研究科分子微生物学分野
キーワード:
ヒスチジンキナーゼ
,
レスポンスレギュレーター
,
2成分制御系
,
His-Aspリン酸リレー系
,
情報伝達
Keyword:
ヒスチジンキナーゼ
,
レスポンスレギュレーター
,
2成分制御系
,
His-Aspリン酸リレー系
,
情報伝達
pp.432-433
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200864
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ヒスチジンのリン酸化は細胞内情報伝達にかかわる2成分制御系(His-Aspリン酸リレー系とも呼ばれる)に関与する。反応をつかさどるヒスチジンキナーゼは,各種シグナルのセンサーとして機能し,刺激に応答して自身のヒスチジンをリン酸化する。その後リン酸基が,ヒスチジンから各種細胞応答にかかわるレスポンスレギュレーターのアスパラギン酸へと転移されることによって情報が伝えられる1)。
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